データ管理ソフトウェア OWLManager
概要

OWLManager
OWLManagerはOWL計測装置で計測したデータ(OWL計測データ)を解析・表示する専用ソフトウェアです。シンプルでわかりやすい構成のソフトウェアのため、どなたでも簡単に使うことができます。
- OWL計測データから調査データの生成
- 調査データのフォルダ管理
- 立木位置図表示
- 立木リスト表示
- 3次元立木マップ(ウォークスルー)
- 胸高直径分布図
- 間伐、枯損、病虫害選木設定
- 樹高補正機能
- CSVファイル出力
- シェープファイル出力
- 各種集計値算出
機能紹介
調査データ作成
OWL計測装置で計測したデータを解析して調査データを作成する機能です。OWLManagerをインストールしたノートPCを現場に持ち込めば、計測した結果をその場ですぐに確認することができます。
例えば、1500本/haの400㎡程度のプロット調査(9地点の計測)であれば5分ほどで結果を得ることができます(※1)。

その場で確認!
立木位置図
立木の位置を表した位置図です。位置図内の表現(背景色、立木を表す色、番号のフォントサイズ等)は、設定機能により個別にカスタマイズすることも可能です。
立木リスト
計測した立木の情報(胸高直径、樹高、材積等)を一覧表示する機能です。一部の項目は、リスト上から直接値を編集したり、並び替えして表示することもできます。
2cm括約の表示も可能です。
調査範囲設定
立木位置図上で任意の範囲を設定することにより、範囲内の立木本数・平均値・総材積・1haあたりの材積等を算出することができます。範囲の指定方法は、多角形・四角形・円があり、位置図上に図形を描くようにして簡単に指定することができます。四角形と円の指定においては、縦横の長さ、直径の数値を入力しての指定も可能です。
3次元立木マップ(ウォークスルー)
OWL計測装置で計測したデータを解析して作成した点群データを3次元で表示する機能です。様々な視点で林内の状況を確認することができます。地形表示、等高線表示も可能です。
直径分布図
胸高直径ごとの立木分布図をグラフで表示する機能です。
各種ファイル出力
OWLManager上で管理している立木やスキャン地点(測点)情報を、CSVファイルやシェープファイルに出力する機能です。この出力したデータを使用することにより、お使いのシステム上で独自の分析や解析、集計を行うことができます。
出力ファイル形式 | データ | 詳細 |
csvファイル | 立木データ | ID/立木番号、相対位置、絶対位置(緯度経度・平面直角座標)、胸高直径、曲り、樹高/補正樹高、材積、バイオマス等 |
スキャン地点データ | 相対座標、絶対座標(緯度経度・平面直角座標) | |
立木幹形状データ | 胸高部より上部の高さ10㎝毎の中心位置と直径 | |
調査状況データ | 面積、立木本数、胸高直径や樹高の平均値、総材積、バイオマス、ha換算値(本数、材積、バイオマス)等 | |
vtkファイル(*) | 地形データ | TINデータ、テキスト形式 |
pcdファイル(*) | 3次元点群データ | バイナリ形式 |
シェープファイル | 世界測地系と日本測地系のデータ | スキャン地点、立木、調査エリア |
*ファイル形式が対応する他社製のソフトで開くことができます。
動作環境
最大測点数 10 程度(プロット調査程度)の解析(HDDモデルの場合処理が遅いためSSDモデルを強くおすすめします)
項目 | 条件 |
CPU | Intel Core i5以上 |
メインメモリ | 4GB以上 |
補助記憶装置 | ハードディスクドライブ(HDD) 空容量5GB以上 |
最大測点数 50 程度(計測面積0.5ha程度)の解析
項目 | 条件 |
CPU | Intel Core i5以上(Core i7以上を推奨) |
メインメモリ | 8GB以上 |
補助記憶装置 | ソリッドステートドライブ(SSD) 空容量20GB以上 |
上記以上の広域の解析
項目 | 条件 |
CPU | Intel Core i5以上(Core i7以上を推奨) |
メインメモリ | 16GB以上 |
補助記憶装置 | ソリッドステートドライブ(SSD) 空容量40GB以上 |
共通
項目 | 条件 |
オペレーティングシステム | Windows7 / 8 / 10 / 11 |
システムの種類 | 64Bit |
ディスプレイ | SXGA以上 |
その他 | 空きUSBポート1ヶ以上(※2) |
.Net Framework 4.7.2以上 |
(※1)解析処理時間は使用するPCの仕様によります。
(※2)ハードウェアキー用として常に1ポート使用します。
(※3)SSDを搭載したPCのご使用を強くお薦めします(HDDからSSDへの換装もご検討ください)。